購入品

スマホなし生活のやり方

スマホを持たない暮らしをはじめて3ヶ月経過しました。

15年ちかく使っていたiPhoneでしたが、途中からSNSを楽しむようになってからは、年々、スマホを触っている時間がじわじわと増え続けるようになりました。

いいねの通知、メッセージングアプリの通知、たとえまったく関係のない作業をしているときや、友人や家族と会話をしているときでさえ、心のどこかでいつもスマホのことを気にしているような日々が続きました。

そんな、ある意味落ち着きを失ったかのような日々は、たとえば周りが原始人だらけで、自分だけがスマホをもった現代人という状況なら、まわりの人と自分自身を比べ、自分のことを「スマホ依存症」と簡単に診断することができたかもしれません。

しかし、わたしの周りは自分と同じようなスマホをもった現代人ばかりでした。

他の人の様子を見ても、わたしの状態はごくごくふつうのことであり、ありふれたことのようにも見えたからこそ、診断が遅れてしまったと考えています。

長年、心のどこかでは、「今、このとき」に集中することが極端にすくない、こんな生活はおかしいかもしれないと思い続け、みないふりをしていたけれども、ある日、わたしは自分自身に「スマホ依存症」という診断をくだすことにしました。

これから先もつづく長い人生です。いったんスマホをやめてみて、自分になにが起きるか楽しんでみようと新たな航海にのりだしてみました。

今日は、その航海の記録。準備編です。

脱スマホの航海には、あらかじめ準備が必要です。いくつか道具を購入しないとなりません。

今日は、脱スマホをするためにわたしが準備したものをご紹介していきます。

スマホなし生活にあたり、必要なもの

スマホというのは、あんなに小さいのに、その小さく繊細なボディに信じられないくらいの多機能を詰め込んだ便利なガジェットですね。

そんな便利なスマホを、「もたない」と決めるわけですから、スマホの機能を分解して、その機能ごとに道具を用意する必要があります。

ですから、ある程度の予算は必要と思ったほうが良いと思います。安く済ませるのなら、3万円くらいで済むと思います。しかし各機能に多くのこだわりを求めるのであれば、少し多めの予算が必要です。

わたしの場合は、仕事で使うということもあり、この機会を利用してコンパクトデジタルカメラにかなりこだわってしまったので総額20万円くらいになってしまいましたが、通常の場合は、やはり全部で3万円あれば十分である、そのように思います。

以下、購入品とその価格を掲載していきます。

携帯電話

まずはやはり、スマホの電話機能を補足するものが必要。ということで、ガラケーです。

こちらの記事で、ご紹介した、Punkt.というメーカーのMP02Aというものを購入しました。仕事で使うため、通話(どちらかというとスピーカー)の音質にこだわった選択です。

購入当時、39,800円でした。

脱スマホ

音質にそんなにこだわりがなければ、1万円しないガラケーも豊富にあります。

こればかりは実際に買ってみないとわからないものではありますから、いわゆるガチャみたいな側面がありますけれど、わたしが買ったことのあるガラケーはセイコーソリューションズのSimplyです。当時たったの5000円で購入しまして不安だったけれど、ちゃんと使えました。

ただ、電話をスピーカーモードで受けたときに、音量が小さすぎたので不都合でした。スピーカーモードにこだわった結果、MP02Aにしましたが、スピーカーが必要ないのなら、Simplyでも良い選択かなとは思います。

目覚まし時計

スマホで多用していたのは、目覚ましアラームです。

したがって、他の購入品はゆくゆく揃えるでよいにしても、目覚まし時計だけは、最初に購入する必要があると思います。

わたしが購入したのは、Navarisの木製の目覚まし時計です。2500円くらいでした。

時計の針のチクタク音がないため、大変使いやすいです。

デジタルカメラ

心が動く風景が目に飛びこんできたとき、やっぱりカシャリと切りとり、残しておきたいです。

スマホをやめた当初、ミラーレス一眼を持ちあるいていたのですが、たいへん重く、かさばるので、だんだん持ち歩かなくなってしまいました。

それでも記録したいと思う欲はおさえられなかったので、コンパクトデジタルカメラを購入しました。

ガラケーに遜色ない小ささであり、ポケットにも入るものとして、わたしはRicohのGR3を選びました。15万円ほどしましたが、仕事で使わない限りは、ここまでのスペックを選ぶ必要はないと思います。

写真では右にあるものです。

購入品

万歩計とギターチューナー

これらは、超個人的なニーズを果たすものです。

万歩計は、iPhoneのヘルスというアプリで、毎日歩数をチェックしていたので、脱スマホ以降もその習慣を続けるために買いました。

わたしは「万歩計」の名付け親といわれる老舗メーカー「山佐」の「らくらくまんぽ」を使っています。万歩計すら高機能化している昨今ですが、日付と歩数だけわかるいさぎよい設計が好きです。1500円くらいでした。

ギターチューナーは、YAMAHAのクリップチューナーを使っています。必要があり、2個買いました。満足しています。こちらも1500円くらいでした。

上記の写真では、左においてある二つです。

まとめ

スマホなし生活は、スマホを電源オフにしたらその日から始めることができる。

これは幻想です。

スマホというのはなんやかんや、生活に入り込みすぎてしまっているがゆえ、必要なシーンというのは案外多いもの。

電源オフにしても、なにかしらの用途が生じて「ちょっと今だけ」という形で起動するたびに、ネットなどを徘徊してしまう、そういうものなのです。

やってみてください。それが実感されるはずです。

だからスマホをやめるためには、まず最初に、現在使っているスマホのメイン機能を分解し、それをそれぞれ補う道具を購入する。このことからスタートするべきです。

いそがなくても大丈夫。こういうことに関心を持っている時点で、あなたはその他大勢よりずっとずっと進んだ場所にいるはずだから。

少しずつ道具をそろえて、準備万端になったところで、スマホを少しの間だけでも手放していくことができたら、それだけで大変素晴らしいことなのです。

少しずつ、自分の人生を自分のものにしていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です